2018/10/23
手荒れが気になる季節に潤い手肌のためのアロマ~ミルラの使い方~
朝晩、めっきり寒さが増し。
今朝は一桁台の気温の中のあさんぽでした。
漢方医学的に、この季節は「肺」の季節。
乾燥や冷えなどに注意すると同時に、食欲も増す季節です。
肺とは、呼吸をつかさどるほかに腸内の環境や皮膚などにも影響を及ぼします。
これからの季節。
手荒れが気になる方も多いのではないでしょうか?
手荒れの原因は乾燥だけではない
寒くなると辛い水仕事。
主婦の方はお湯で食器を洗ったりすることも多くなります。
必然的にお湯だと皮脂は薄くなり乾燥も始まるのですが。
手荒れの原因は乾燥だけではないことも多々あります。
外的な要因としての刺激もあるのですが。
大きな要因の一つが「ストレス」だったりするのです。
なぜストレスが手荒れの原因なのか?
それは「自律神経の乱れ」が関与してきます。
自律神経は血流に関わっている
私たちの身体は、常に一定の状態になれるよう様々なシステムが働いています。
例えば外気温が低くなると、体内の熱を奪われないように毛穴を閉じます。
この毛穴を閉じさせるのが自律神経の交感神経活性時。
交感神経が活性化すると、毛穴をつかさどる立毛筋が収縮し皮膚にイボイボがでてくるのです。
寒さは人にとってはストレスになるので、この時は血管も収縮し血流は悪化してきます。
毛細血管も収縮するので末梢血流は落ちて、皮膚まで栄養が行かなかったりします。
そうなると皮膚のターンオーバーもうまくいかないので手荒れの原因になります。
皮膚の不調には低濃度のブレンドと知恵
では、アロマでどのように対処しましょうか?
まず、ブレンドをするときは必ず低濃度を心がけます。
手は特にこの季節皮脂膜が薄くなっているので高濃度だと精油が刺激になることが心配になります。
お勧めは1~2%濃度。
ベースにする基材としてのキャリアオイルはできるだけ酸化しにくいものがいいので、ステアリン酸やオレイン酸などの飽和脂肪酸または一価脂肪酸を多く含むものがいいでしょう。
傷がひどいときはワセリンなどを使います。
精油は手荒れ=ラベンダーアングスティフォリアやゼラニウムなどの処方がメジャーだったりします。
それでよくなればいいのですが。
傷ができてしまっているときにお勧めな精油としてミルラなど入れてみることを考えてみます。
ミルラの適応は抗炎症や瘢痕形成などですが。
この植物は生薬にも用いられることがあり、その場合は帰経が肝で血に作用するという観点や、滞った気を流すことをするので、手荒れの時に起こっている末梢の血行不良の改善にいい仕事をしてくれます。
そして、香りが心地よいことが自律神経の副交感神経を優位にしてくれるので、ブレンドする時には調香の技術も必要になります。
また、ベースになる植物油とは別に、皮膚組織再生などの植物油なども入れてみると健やかな手肌を実感することができるでしょう♬
※手荒れ対策のハンドクリーム(例)※
ラベンダーアングスティフォリア
パルマローザ
ローズウッド(なしでもよい)
ミルラ
基材:シアバターとアルガンオイル少量
濃度:1%
レスプリハーブでもおつくりいただけますのでご利用ください♬
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