2023/11/06
香りの力はいと深し〜香りと心身の状態〜
アロマアドバイザーコースの6回目。
調香のレッスンは、アコードを取るためにビーカーに精油を1滴ずつ垂らし香りの違いを感じていただきます。
ラベンダーアングスティフォリアとオレンジスィート。
一般的な香りですが、人によっては香りの好みも感じ方もそれぞれ。
アロマをやっていてすごいな・・・と思うのが、この個々であることを実感できること。
とかく正解や回答を求めがちな世の中で、全く答えがない世界であることを知らされます。
アコードとは香りの調和。どこで香りのバランスがいいかを感じてもらいます。
今回の生徒様。
ラベンダー10から始まり、ラベンダー1:オレンジ9の時点でラベンダーしか香らないと・・・・。
焦られますが、しばらくするとしっかりオレンジが香ってくることに気づかれます。
これ実は嗅覚の面白さなんですね。
人は調子が悪かったりストレス過多の状態だと正しく嗅覚が働かないこと多いです。
施術をしていていつも思うのもココ。体の軸がずれていたり硬膜が硬かったりすると本当の香りがわからないようです。
嗅覚は人の「本能で生きる」大脳辺縁系に直接作用します。扁桃核・海馬・下垂体・視床視床下部など。人体の中枢に刺激がいかないことで結構不調に悩まされます。
他にも、精神的ショックが入っているとすごく必要な香りを救急的に求めます。
嗅覚は人が生きていく必要最低限の感覚器。
その香りを嗅いで、ある程度体が落ち着くと他の香りも認識されてきます・・・。
そして、不思議なのは認識なくてもアコードはわかるということ。
香りが認識されていなくても嗅覚は機能しているということですね!
今回、タイミングよく調香のレッスンにあたられた生徒様。
ローズ・ネロリ・ジャスミン・パチュリ・サンダルウッドの香りの中で何点か求める香りを選ばれて、そこに他の香りを混ぜて行かれます。
レッスン終わる頃は、すっかりお元気になられて。
嗅覚も随分戻ってこられました。
嗅覚障害などが言われたりしますが、8割はこうした精神的な部分や体の構造的なことが問題になっているのではないかなぁ・・。と。施術したり、アロマしたりしていると思うわけです。
そして、香りを感じることでご自身の不調に気づかれる(思っていたより落ちていたことなど)ことで、しばらくの過ごし方も変わりますね。
アロマはやはり底力の発揮力が半端無いです。
ぜひこの世界観をたくさんの方に味わって欲しいです!
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