2023/12/23
アロマテラピーの本質を知っておく重要性〜ネットの情報に翻弄されないために〜
先日の外部講座。
年内最後ということもあり、クリスマスバームを作っていただきました。
香りのセレクトはシナモンカッシアやクローブをはじめ。
樹木系の香りやクスノキ科の香りについてもお話ししながらお薦めしていきます。
バームは主に植物油と蜜蝋などでできますが。
私のおすすめはやはりファーナスペレットとホホバオイル。
酸化のことを考えるとなるべく飽和脂肪酸の多い油が使い勝手もよく人気。
ただ、皮膚炎や何かしらの不調にアプローチするなら植物油を選ぶ必要性もあります。
シアバターやアルガンオイルなどもいいですね。
そんなことを考えながら講座を進めていくのですが。
ある方から、うがいに使う精油についてのお話がありました。
咽頭炎の時にアロマでうがいを・・・ということでネットで探したら。
オレガノ精油でうがい
という記載があったとか。
原液を水に垂らすとあったそうで、そのままなさったら喉のヒリヒリ感が酷かったとか・・・。
オレガノ精油には、フェノール類であるカルバクロールやチモールが多く含まれていて、フェノール骨格を持つゆえ、皮膚刺激はとても強くなります。
水酸基を持つ上、ベンゼン骨格があるのですからその作用の強さは抗菌抗ウイルスなどの感染症予防には絶大なのですが。その使い方には十分な注意が必要になります。
年に数回。このようなちょっと怖い使い方を耳にするので、今回もまた声を大にして言いたい!(笑)
アロマの使い方には十分すぎるくらいの注意が必要だったりします。
アロマは一般の方が手軽に手にできるメリットがある一方、ちょっとした知識の中で使っていくことによる危険性の増大も気になります。
また、これらの精油は体にだけでなく精神的な部分にも作用していきます。
元気になるならいいけれど、時には起きれなくなる方もいらっしゃいます。
もちろん、その作用は必然的に起こっていると私は考えるのですが。人はみんながそれがいいわけでもなく、やはり倒れてしまったりするのは困ることも多いし、何より医療的な介入が入ることになると更に困ったことになります。
自然療法でよくなろうとしているのに、医療が入らなければならなくなる程のことになると。
アロマテラピーの威厳がなくなってしまう。。。
そんな心配もしています。
くれぐれもネットの情報を鵜呑みにしないで。
ご自身でしっかりと書籍などを使って学んでいく必要がある療法であることを知っておいてほしいです。
さて・・・・今年も残すところ1週間ほどになりました。
我が家はこの冬至の日に、いろいろなことが勃発しまして。
冬至の日のエネルギーの強さを実感しております・・・
この季節に使いたい香りの代表に柚子が挙げられますが。
ゆずにも精油成分があり、これらには皮膚刺激となるものも多く含まれます。
使い方には十分ご注意くださいね。
最後に。
クスノキ科の精油のご紹介を。
リトセア・ローズウッド・ラヴィンツァラ
強壮にいい香りたちで、神経性の不調や神経障害の時にも使うことができます。
ぜひお試しください。
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