2025/10/19

メディカルにアロマを学ぶ意味〜成分を読み解く力の重要性と感性〜

アロマアドバイザーコースでは、40種の精油について学びます。

同時に簡単な解剖生理学や化学を学ぶため、体への使い方やブレンドにおけるアコードの取り方などのヒントも得ます。

ナードジャパンでの精油の学びに欠かせない成分分析表。
例えばオレンジスィートではdリモネンが主成分であることを知ることでなぜリラックスができるのか?などがわかります。

レッスンを進めていくと、ロットの違いで成分分析表の読み取りの中で普通なら測定されるべき成分が出ていないことがあります。

例えばジュニパー精油。
ヒノキ科の精油に多く含まれるピネンの他にテルピネン4オールが含まれてきます。

このテルピネン4オールがあることで鎮痛や副交感神経優位になることが予測されるのですが。最近見かけた分析表にはこの成分が出ていなかったのです。

そうなると、このジュニパーには自律神経の調整が少し弱かったり痛みへのアプローチが弱かったりすることが考えられるわけです。

分析として出ていないだけで微量に含まれているとは思われるのですが。主成分としての力が弱いので、ジュニパーでよく言われているような作用が期待されないことも出てきます。

こうしてみると、成分分析を確認しつつその成分の含有量をみていくことが大切になるし、それらを読み解く力があることで感性のアロマブレンドも仕上がってくるわけです。

最近よく思うのが、「知識は人を助ける力になる」ということ。

万博で知った中東情勢の色々も、知識がないとぼんやりして見えてこない情報がいっぱいで。でも専門的にそのようなことを学んだ人たちは、そうしたところへの問題解決に向き合っていけるのですね。

これはアロマテラピーでも言えることで、知識があるからこそ人を助ける力になれるということ。

そして、アロマテレピー特有の「成分だけではない何か」も、知識があることでその裏付けが見えてくることもあります。

かつてはレスプリハーブで漏れまくったミルラですが、最近はとってもおとなしくなっています。

最近ミルラの成分の裏付けが出てきていますが、それ以上に漏れてくる理由や漏れなくなった理由は解読不能。

ですが、この精油の植物のことや使われてきた歴史を知るとこうしt不思議なことがあってもおかしくないとなるわけです。

精油の香りは見えないけれど、有機化合物であるという事実は証明されていますよね。化学を知って見えない世界を実証できているのがアロマテラピーの世界観です。

 

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