昭和10年ころ。

柳ケ瀬薬局として祖父が立ち上げた薬局。
当時薬の開発もあまり進んでいなくて現在のOTC(市販薬)などはなく薬剤師の仕事はお客さんの主訴を聞き、それを基に薬を出す。そんな役割でした。たくさんの⼈が様々な不調(咳、発熱初期、寄生虫、赤痢などまで)の相談を薬局に求めてきていました。その後父の代に引き継がれたころ

昭和40年代。

薬局の役割は薬売りから洗剤や日用雑貨品などを売る時代の到来です。ここにこればなんでも間に合う。夜遅くまでやっているということで粉ミルクを切らしたお母さんが来店する。
そんな薬局の中でたくさんの⼈の信頼を得てきました。

時代は移り、平成元年になったころ。

バブルの崩壊とともに薬局の役割も変わってきます。
「処方箋調剤」という名のもと、多くの薬局は門前薬局を目指し医師の指導のもと薬を調合するようになりました。薬剤師は⾃⾝で薬を考えることができなくなり、市販薬を売るか医師の指示のものしか調剤という形で薬と向き合うようになります。
患者さんからの主訴はほとんど病院で伝えられ薬局では調剤した薬を相互作用などを確認して出すようになります。
⼩児無料化、高齢者の医療費負担軽減などの国政により多くの患者さんが病院から薬局に処方箋を持ってくる時代になりました。
そして現在。ストレス社会の到来です。
夜も眠らない東京のように、昼夜逆転の⽣活をされる⽅が増え、⼩さな⼦から⼤⼈までゲーム画面にかじりつき、自然とのかかわりを忘れかけてきている昨今。内服でも回復しない、なんとなく調⼦が悪いけど病院では何も悪くないといわれる。

そのような主訴が増える中、薬剤師としての知識を生かす何かがないか?と考えてたどり着いたのが「メディカルなアロマテラピー」です。
精油の持つ化学的に分析される成分と、植物が持つ癒しの⼒と、薬剤師として培ってきた感性と知識を使い、なんとなく不調・・・、気持ちが上がらない、痛みが続く・・・。そのような⽅にアロマテラピーをベースにしながら、様々な施術やツールをご紹介し、お客様本来が生きるための力を取り戻してくださるようなお⼿伝いをしていく場所として立ち上がりました。
少しずつ代替療法の⽴ち位置が認められつつある中で、医療にもヨガや⾳楽療法などが取り⼊れられるようになってきました。
アロマテラピーの世界でも様々な芳香成分の作⽤の確認のために実験が⾏われ、その成分の有意性を探り出すことを⼤学などがやってくれるようになりました。
⼤⼿も天然のアロマに⽬を向けてきた中で、ご家庭でもアロマを使って予防医学、不調緩和として使ってもらう時代が近くなっていると思います。
また、医療費の破たんが今後国政の⼤きな課題でもあり、診療も⼤病院には紹介状なしでは5,000円相当の加算がなされるようになってきています。

近い未来

アロマテラピーは本来ホメオスタシス(⼈の持つ自然治癒力・恒常性の維持)に大きく貢献するセラピーで、使われる植物精油には多くの作用が認められつつあります。医療のそばにアロマ。ご家庭での少しの不調にアロマ、健康のためだけでなく美容にもアロマという時代がやってくるためにレスプリハーブではアロマを楽しんで使える⼈がどんどん増えていく発信していきます。

遠い未来

地球環境を考える時代がくる中で「精油を⼤切に使う=植物を大切にする」そんな未来に備えて、⾃然の中の⼀部である私たちの⽣きる道も明るいものにしていくのがレスプリハーブです。

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