2018/09/12

心と向きあうアロマカウンセリング

西洋医学の世界には「心」という考え方がありません。

それでも私たちには実際に心は存在します。

若かりし頃・・・(笑)
薬剤師として患者さんに接した頃は。薬で治すという考え方が当たり前にありました。

当時は耳鼻科の門前薬局で1日150近い処方箋を扱いました。
その中で「え?この薬で効いてない?」
という現実を見ていました。

その後自宅に入り子育てしながら調剤を手伝います。
その中で印象的だったのが精神疾患と癌の患者さん。

まだ結婚もしていない若い子が10種類近い薬を飲みます。
副作用と思われる症状から食欲がないといいながらサプリを飲みます。
生きる力がなくてどんどん痩せていきます。

働き盛りの男性が抗がん剤を投与されながら不安を訴えます。
夜が眠れないと伝えてきます。
話す場所がなくて、ここで話すと少し元気になるとおっしゃいます。

その後働きに出た小児科の門前では。
子育てに悩みながらなぜか医療に助けを求めるお母さんがいました。
行くところがないから、乳児医療費で無料で薬がもらえるから。
ちょっとした鼻水でも受診して薬を1か月分持っていきます。

乳児湿疹がひどいから、ステロイドを使う子もいました。
胃腸風邪はウイルス性だから抗菌剤必要ないけど出ます。
(最近はそういうことも少ないようですが)
明日から休みが続くから念のために薬もらいに来ました。
そんな方が連休前に多かったです。
気持ちわかります。私も上の娘の子育てがそうだったから。

不安が先に来るので安心の材料として・・・わかります。

でもそれで本当にいいのか?と自問自答の日々でした。

そのころから少しずつアロマを始めます。
小さな場所を作ってアロマカウンセリング始めました。

薬理学的な観点からのアロマカウンセリングでした。
ところがなぜかそれでよくなる人とならない人が出てくるのを見ていました。

その違いって何だろう・・・?

そこには「心」を見ていく必要性を感じました。
生きる力がある人、悩みが少ない人は「ボディアプローチ」はしっかり作用します。
でも心の奥に悩みがある人や生き方がしんどい人は「ボディアプローチ」がヒットしにくいことも知りました。

これがアロマがいい!という人と、アロマなんて…という人の差かもしれないと思いました。

そして「心」「感情」という部分に視点が当たるようになりました。
同時に自分にもしっかり内観のためのお試しがやってきました!
(これはほんと今思うとある意味必然だったとわかります)

そして内観をしていくと。
自分が自分で生きているという感覚が生まれ始めることに気付きました。
同時にいろんなことがうまくいき始めました!

怖かった両親も本当はいじめたくて私に向かってきたわけじゃないことを少しずつ理解できるようになりました。
今でも時々むかつきますが(笑)
でも本当は大切にしてくれたんだということが少しずつ腑に落ちてきます。

そうなると検査値も変わってきます。

先日12年ぶりに人間ドックに入りました。
12年前の結果も一緒に出てきました。
12年前肝臓にあった血腫。C判定でした。
でも今回血腫なくなっていました(わーい!)
肝臓の訴えは抑制から出ます。
自分の体の変化と共に心を解放していくことの大切さを実感しています。

 

 

アロマカウンセリングは気付きの場

心の解放といっても特に何か難しいことをしているわけではありません。

例えばブレンド提案も。
ボディアプローチだと解剖整理や薬理、精油の作用などの知識は重要になります。
でも、基本は香りの好みで作っていきます。

どんな精油を混ぜればいいのか?

それは実はカウンセリングする側に主導権はなく、あくまでもお客様にあります。

例えばこちらが「この香りがいいに違いない」と思っても、お客様が「嫌な香りです」と言えばその香りは使えません。

ブレンドを使うのがお客さまである以上、相手の嫌がる精油をいれるのはアロマの世界ではほぼあり得ないのです。

では何を私たちはしているのでしょうか?

それは、香りの中で一緒に過ごす時間にヒントがあります。

カウンセリングに来てくださる人はそれなりに悩みがあってきます。
それは体の不調から気持ちの不調、心の不調や生きづらさなどかもしれません。

解決策を見出したくて藁をもすがる想いでいらっしゃる方もみえます。

答えが欲しくて人に相談できず解決の糸口が見つからなくて困ってる方です。

そんな方のために話を聞いて、その方が好む香りを提供する。
香りの好みはその人の潜在的な気持ちを見事に表現してきます。
そしてブレンダーはその香りを提案する。

こうした一連の流れの中でお客様はふと気づかれることがあります。

そんな場所がアロマカウンセリングの場所になります。

 

人として接することは医療でも行いだしている

「心」を重要視しない西洋医学と書き出しましたが。

最近では「人として」という部分は医療にも必要になってきています。

薬剤師の仕事の中でも、特に街中の調剤薬局ではいかに患者さんに近づけるか?も考えないといけなくなっています。服薬指導ではこうしたことも必要になっています。

また、在宅医療や看取りの話からも分かるように。

人として患者さんにどうあるべきか?をとことん見つけていく医療も生まれています。

こうした流れの中で、その方の生き方や生きてきた背景はとても重要になってくるので患者さんにこうした背景を聞き出す力はとても大きなウエイトを占めてきます。

こうしたことは香りの中でやるととてもやりやすいので、アロマカウンセリングではお客様とかなり親密になって話を引き出すことができてきます。

最近のカウンセリングで一番うれしかったのは。

誰にも話したことがない内容をレスプリーハーブで話せたことでとても気持ちが楽になりました。

というお言葉でした。
香りを使ってその好みから相手の方の心が何を求めているか?をある程度見つけ出すことができるので。

相手の方の本当の堅い部分を引き出すことができて、最終的にはその方の心の解放のお手伝いをしているのです。

 

漢方医学による七情と香りの好み

漢方医学、東洋医学には七情という概念があります。
西洋医学には心の考え方はないですが、漢方医学には存在しています。

「怒、喜、憂、思、哀、驚、恐」

ここに臓腑が当てはまるので体の不調が何を意味しているのかはある程度見えてきます。

それでもわかりにくいときは香りを使っていくのです。

例えば肝臓の働きが悪い、もしくは亢進しすぎている人はエステル類の香りを好んだり肝臓強壮の香りを好みます。
意外と匂いが受け入れられないヘリクリサムは肝の疏泄が悪い方が好みます。

マジョラムは心身の慢性疲労を抱えている方が好みますし、ブラックスプルースなどは緊急を要するくらいに心身の不調が顕著な時に好まれます。

オレガノやクローブなどのフェノール類は気持ちが落ち込みすぎていたり疲れがマックスな時に好まれたりします。

ここに七情の考え方を当てはめたり、体に出ている不調を見たりすることもその人の心にどんなものが潜んでいるかも見ることがある程度できるようになります。

 

レスプリハーブのアロマカウンセリングでは

私はかつてからいろんなことを学んできました。

そこにはレイキヒーリングなどのヒーリング系もあります。
また最近では数秘を用いたり、アロマアナリーゼで学んだことも使っていきます。

そんな中で一番重要視しているのがお客さまとの感性です。

ヒアリングの時からカウンセリングは始まっていて、相手の状態や声のトーン、何かを感じ取ることを全神経を集中して読み取っています。

読み取れないときに香ってもらったり、数秘を見たりしています。

そんな中で気付くことをそのままお客様に伝えていくと、多くの方が顔色が明るくなります。

祖父の時代の薬局で、町の人が困っているときにお薬を出していたように。

レスプリハーブでは香りと人生のヒントをお渡ししています。

同時に不調があればその不調に対しての養生のためのエッセンスも加えて♡

これがレスプリハーブ流のアロマカウンセリングです♬

 

 

アロマカウンセリングで人の笑顔を増やす手仕事
アロママスターブレンダーレッスン♬

 

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