2018/11/04
アロマテラピーの未来は明るい!?~アロマの可能性と時代背景~
かつてアロマテラピーはリラグゼーションがメインのものと考えられていました。
医療にアロマが認知されるのはまだまだという社会的な背景があります。
ところが最近は「効果」として認められてきているようで、薬品メーカーも注目しつつあるようです。
しかしながら、医薬品のような扱いになることは精油の性質上困難であると思われますし、そもそも天然の精油でこそアロマテラピーの醍醐味になるので。
安定供給が求められる医薬品のような取り扱いは困難になると思われます。
それは漢方の生薬を見ていてもわかります。
今日はアロマの可能性と時代背景について。
今後アロマの世界がどうなっていくのかを考えてみました。
物質主義と精神主義
かつて日本が戦後の時代から高度成長期を経て発展してきた背景には「物質」というものの存在が大きかったと思います。
電化製品が発売され、車などが家庭に普及し、給料が支給され紙幣が手にできる時代でした。
物質主義は目に見えるものを追い求め、確実なものを手にする時代だと思います。
それが今ではかつて珍しかった電化製品は当たり前で、車も一家に一台というより一人一台の時代へ。
給料も紙幣が手渡されることはなく、振り込みとなり見えないけどお金の金額が通帳に示されることになっています。
しかし、こうしたお金も今後はもっと目に見えない時代になりつつありますよね。
消費税の引き上げの話題。
カード決済だとポイント還元!などのキャッシュレスの時代が目の前にやってきています。
また、電化製品の普及により余暇が増え人が求めるものは「時間」「余裕」などとなってくるでしょう。
人は新しいものを追い求める生き物なので、こうした時代になると必要になるのが精神的な世界であるとも考えられるのではないかと思います。
それは、精神世界という意味ではなく。
心の在り方などに目が向く時代ではないのかな?と考えています。
アロマの効果は薬理だけではない
アロマの精油を知っている人ならわかると思いますが。
精油一つの作用は決して一つだけではありません。
例えばラベンダー。
鎮静や抗鬱、鎮痛などの他に、抗炎症や皮膚への作用もあったりします。
そうなると、医薬品のような薬理というよりは。
この精油にはこんな作用もあります。という感じになります。
そして香りの世界なので、必ず嗅覚が刺激されるので。
同じラベンダーを嗅いでも、いいと思う人もいれば苦手だと思う人もいるわけです。
そうなるとなぜラベンダーの香りがいいのか?
この人はいやなのか?
そんな風に精油を見ていくと。
香りの表現の中に様々な背景が出てくることがあるのです。
これがアロマがわかりにくく見えにくい世界となり。
男性に受け入れられにくいものにもなる要因の一つとなっているのです。
(最近は男性でもアロマを受け入れる方が増えていますよね♬)
本当はこのようなガッツリ化学構造なのに・・・
香りは見えないので受け入れられてこなかった背景があるのだと思います。
見える世界と見えない世界の橋渡し
実際に香りの成分(芳香成分)は目に見えないです。
揮発性もあるので、瓶に入っている液体はいつの間にか気化してなくなることもあります。
いわゆる見えない世界です。
でも、実際は炭素や水素を中心とする化学構造があります。
また、集合して液体としては存在しているので見える世界でもあります。
そして、このような見えない世界のものは。
人の嗅覚や皮膚からの吸収により様々なことを体や心に起こしてくれているということは。
最近ようやく公になってきて、薬品メーカーさんも注目するような療法となってきているわけです。
こうした視点から見ると。
アロマテラピーの世界は。
実は見える世界と見えない世界の橋渡しをしているのかもしれないと感じている今日この頃です。
アロマを深く知ることで感覚が養われる
いい香り。
この精油はこれにいい。
そのような範疇でアロマを知っているるだけでは感じ取れないかもしれませんが。
実際に精油のことをしっかり学んだり、体について学んでいくと。
不思議と感覚も養われてきます。
これは脳科学的にもありで。
理性・知性でアロマを落とし込みながら、感情・欲求で香りを嗅ぐことで。
大脳辺縁系と大脳新皮質の神経回路が結びつき、感覚や感性が研ぎ澄まされてくることが往々にしてあります。
でもこうしたことについてお話することが多いのですが。
このような観点で物事を見ていく人が増えていくと、これからの時代は生きやすくなるのではないかな?と考えます。
AIが発達し、キャッシュレスになり、車も自動運転になる日も近いでしょう。
そんな中で皆さんが生きていることを感じられる。
そんな場所の一つがアロマの世界になっていけると思っています。
アロマを学びたい方はこちらからお問い合わせください
Contact セミナー・スクールへのお申込み、お問い合わせ
TEL.090-2683-9172
FAX.058-371-6108
この投稿へのコメント