2020/03/22
コロナウイルスは本当に怖いの!?感染症に植物の力~歴史の中で使われてきた植物の利用~
春休みの時期となりましたね。
学校はすでに春休みモードで子供たちはお休み・・・
経済もダメージを受けていて大変な状態になっていますね。
コロナ騒動はまだ続きそうですが、先日ネットで配信された動画を拝見して納得いく内容だったので少しシェアしておきますね。
新型コロナウイルスについて専門家に質問しました(ホリエモンチャンネルより)
この先生もおっしゃっていますが。
今回の騒動は多くがメディアによる不安感のあおりが大きいと思います。
もちろん、死者が出ている以上。
安易に大丈夫とはいいがたいのですが。
現時点では治療薬もなく、ワクチンもなく。確かに不安になる要素多いのでしょうけど。
インフルエンザでお亡くなりになっている人は毎年3000人ほどいらっしゃってて。
新型コロナウイルスが特別ではないというのが多くの医療者の見解だと思います。
様々な情報があり、デマもあり混乱をきたしているコロナ騒動ですが。
私たちのような植物由来のものを扱う立場から、植物由来のものを使っていく一筋の光を見出すために。
今回は少し書いてみようと思います。
植物はかつて多くの病に使われてきた
まだ医学が発展していない頃。
病気の治療は祈祷師などに委ねられていました。
しかし、植物には病気を治療する力があることが分かってからは、「薬」というものが開発されるようになり今では一般的な西洋薬はもちろん、漢方薬などの薬がおおくのかたの病気に貢献しています。
植物療法の歴史はアロマを学ぶと見えてきますが。
そもそも薬は植物が作り出した成分を単離したことから開発されています。
中世ヨーロッパで死の病とされたペストの治療に当たった医師が感染しなかったのには植物やスパイスを使っていたからだという説もあり、植物を利用する価値も見出せます。
薬の起源は植物と書きましたが。
解熱鎮痛に使われるアスピリン(今はほとんど使用されない)はヤナギの樹脂から。
癌性疼痛に使われるモルヒネはケシの実から。
強心薬のジゴキシンはジギタリスから。
最近では抗インフルエンザ治療薬タミフルは八角から採取されるシキミ酸からできています。
このように薬の起源は植物で、そこで効果があることから薬の合成が始まっているのです。
精油の利用は有効か?
こうしたことを踏まえると、植物から抽出される成分はかなり行けそうに思います。
しかし、「効く」ということは謳えないので(エビデンスが出ないので))グレーな中で書いていきます。
まず。
ペルゴラニウム属のある植物からの抽出成分が風邪やインフルエンザの薬として欧州では使われることがあるそうです。
アロマだとゼラニウムがペルゴラニウム属になります。
もちろん、その植物と学名が同じではないのでゼラニウムが風邪に使えるとは言えませんが。
ゼラニウムは好中球の粘着抑制がすでに分かっているので(抗菌アロマテラピーの安部先生の講座による)、炎症が起きているときはゼラニウム使えるということになります。
風邪や感染症も炎症反応のひとつになり、好中球の活性が増大することは免疫学的にも優位になるからです。
他にこうした精油にはレモングラスなども挙げられており、これらの精油もコロナウイルスに効果があるというより私たちの身体の機能を上げてくれる要因にはなりそうです。
また、上のペスト感染症時にスパイスなどを用いていたことを考えれば。
シナモンやオレガノ、クローブなどのフェノール類やテルペンアルデヒド類の精油も優位になりそうです。
もちろん、スパイスならお料理に入れることができるので精油を使わなくても食事として摂取することの方が安全ですが、しいてアロマで考えれば10ミリに1~2滴ブレンドして使用するもありかもしれません。
ただこれらの精油は皮膚刺激はあるので十分な希釈が必要になります。
また、精油でなくてもハーブティーなどで対応してもいいと思います。
ハーブティーについては得意ではないのですが、有名なのはエキナセア。ほかにビタミンCを補う意味ではローズヒップなどもいいかもしれません。
身体の炎症を鎮めるコルチゾールの生成にはビタミンCが有効なので積極的に摂取するといいでしょう。
ちなみに、フラボノイドも含まれるので抗酸化作用も見込まれます。
このようなことを考えたら。
植物を利用しない手はないと見えてくると思います。
植物は必要なものを作り出している
植物がコミュニケーション能力を持っていることは最近わかってきています。
切り株になっているブナの木がずっと生き続けられているのは地下で他のブナとつながっていて栄養をもらっているという話や。
アカシアは葉をキリンに食べられると即座に毒を出して、周りのアカシアにキリンの存在を教えると周りのアカシアは毒を生成していること。
(キリンはこのことを知っているので風下のアカシアはだべないそうです)
楡やマツは昆虫の唾液から葉をかじった個体を特定し、その昆虫の天敵を呼び寄せるフェロモンを作って飛ばすという説もあります。
以前、東北の震災で津波が来てすべてが流された土地に、準絶滅危惧種のミズアオイが繁殖しているそうですが。
このミズアオイ、震災前はこの場に一つもなかったそうでどこから種が来たのかも不明とされています。
植物の知性については書籍があるので一度読んでみてもらいたいのですが。
彼らは環境などもじゅぶんに精査しており、養分をどう作ればいいか?どんな成分を作れば自分を防御できるか?ほかの動植物との関係をどうしようか?などを絶えず考えていると記載されていて、植物の力が計り知れないことが見えてきます。
今のような非常時だからこそ植物由来のものを見直してみてはいかがでしょうか。
近所の公園は桜が咲きだして芽吹きがどんどん始まっています。
コロナ騒動の中でも自然界は変わらず春を満喫しています♬
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