2022/10/24
不調のメカニズムを知ってアロマを活かす〜抗菌アロマを使っていこう〜
アロマの臨床は少しずつ出てきてはいるけど、医療のようにはいかないのが現実。
多くの医療人がアロマを使って改善例を発表しても、やはりアロマ業界が医療に近づくにはまだまだ先が長いと感じます。
昔はアロマを医療に!を掲げていた頃もありましたが、精油のもつ特性は医療にそぐわないことも多く、やはり医療のそばにあることが現状やれることだと思っています。
海外では国民皆保険制度がないため、植物療法や自然療法は当たり前に存在しますが。国民皆保険制度が充実している日本国では、自然療法などは「エビデンスがない」として一蹴されます。
保険制度がいいか悪いかは別として、ちょっとした鼻水が出たくらいで病院に受診していたお子さんを見てきた経緯があるために、保険制度や乳児医療費の無料化が果たしていいのかは悩むところです。
そんな疑問を持ち続ける中で、活動していますが。
先日幼稚園のお子さんをお持ちのお母様方に簡単なアロマ講座をさせていただきました。
この秋冬は、コロナのみならずインフルエンザの流行も危惧されています。
そんな時代でも恐ることなくアロマで予防をしてもらおうという気持ちでお話しさせていただきました。
アロマは薬ではない(日本国では雑貨扱いです)ので、効能等はうたえませんが。れっきとした有機化合物であることは紛れもない事実であり、薬に似た構造を持っているものもあることは間違いありません。
特に、日本薬局方収載の精油も何種類かあります。(ただし局方では精油の多くは矯味剤などとして使います)そして、医薬品にある外用薬には、精油成分と同じものが入っていることがあります。
だから、安易にお手軽に使うことができる反面。難しいこともあるのですが・・・。
それでも、あまり恐ることなく使っていただくためにある程度の知識を持ってもらい、日常に使っていただけると嬉しいなと思いアロマをお伝えします。
この度は感染症に使えるアロマということで、様々なアロマをご紹介したのですが。
一般的にユーカリラディアタやティートゥリー、ラヴィンツァラなどが使いやすくかつ安全に使えます。
感染症疾患は、多くが呼吸器系からの侵入となりますので呼吸器のある箇所に、また身体に香りを纏うことで予防にもつながります。不調が少し出たら、目を閉じて吸入もできますし(お湯に1〜2滴の精油を使いますが詳しい使用法などは信頼おけるアロマセラピストにお尋ねください)、希釈したものを塗布していくこともできます。
デュフューザーで部屋に香りを拡散して外から入ったウイルス等に対応もできますし、香りの成分により免疫の活性も見込まれます。リラックス効果は絶大で、そうすることで末梢血管の拡張が見込まれることで免疫細胞の活性化も期待できます。
メカニズムを知ると、さらにアロマの素晴らしさは実感できます。
感染症の他、皮膚疾患にも精油は利用できます。
皮膚疾患と言っても、湿疹蕁麻疹などではなく化膿性疾患だと研究例を利用して使えますね。
多くの化膿性疾患はブドウ球菌や連鎖球菌などの球菌によって起きます。
球菌系に精油の作用があることは抗菌アロマの研究でもなされており、自信を持ってお伝えすると同時に。
皮膚に精油がついたとき、体でどんな反応が起きているかを知ることで危険な使い方の回避もできます。
知識だけでは全ては解決できませんが、それでも知っておくと何か不調があったときには対応することができます。
国民皆保険である日本ではこうした自然療法はなかなか推進していきませんが、海外ではホームケアは当たり前とされいて。
ご家庭でやれることが多くあるのはみなさんが知っています。
これからの季節は感染症による不安も大きくなるでしょう。でもアロマを知っているとそこは大丈夫と思えます。
是非とも香りを日常に取り入れてみてください。
そして見える世界観から、気づけばご自身の日常に彩りが生まれていくという感覚の世界観も是非体験してほしいです。
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