2023/12/04

未来の療法に向けて〜アロマテラピーの困難と可能性〜

アロマに触れて15年になろうとしています。

講師業を始めて14年。アロマの力たるものを知って欲しくて活動をしてきました。

同時に薬局の本来の形である「人を健康にする」という概念を自分なりの解釈で遂行すべく色々なことも学んできました。

現在はアロマと施術でやっています。

先日、ある書籍に出会いました。

ナードジャパンでの学びがメインの私ですが、他の色々なところに目を向けるといいますか。

違う観点や違う学びの中で得ることも出てくるだろうと思いながら日々過ごしています。

触角が立った時はあまり深く考えずにその学びに行き、その中で吟味しながら今自分に必要なこと、今やるべきことを行動と共に選択していく中で出会った書籍でした。

この本を読み出していくうちに、この著者である方が健在であること。

この方の師匠がアロマテラピー発足の歴史にあるガットフォセであること。

アロマの歴史は100年ほどしかないことに気づきまして・・・

講座では100年の歴史が・・・なんて話つつ、この本に書かれていることを知ったら。

まだ100年だということに気づいたわけです(笑)

 

混沌とする健康療法業界。

医療も然りですが、自然療法たるものさらに状況がよくないのだと実感する日々ですが。

それでも、医療に関わってきてこの自然療法にもっと人が目を向けたら世の中幸せになるのではないかなぁと考えています。

書籍でも、その医療とアロマやハーブなどの療法に葛藤があったことや、現在もその壁は低くなっていないことを感じさせられる内容もあって。

でもそもそも、療法の体系化が始まってまだ100年であることを思えば。

もう少し頑張ってみたいなあと思った次第です。

医療の歴史を辿れば、古代医学の頃より前、紀元前にヒポクラテスが体系化させた自然医学が元となり、それでも途中で祈祷や宗教などの医学なども発展したりしてきた中で。

おおよそ1700年代に今の現代医学の基礎ができたとされています。

となると、アロマテラピーの歴史はほんの始めの一歩にしか過ぎず、なかなか理解されていないのも無理はないということになりますね。

この浅い歴史の療法は、植物学や生物学、科学なども学ぶことで本当の意味での両方になると思う反面。

香りの世界は有機化合物でありながら見えない世界になるため、想像もつかないくらいの作用は必ずあると思うわけで・・・。

それなれば新しい時代のツールになっていける可能性も秘めていると考えれば、アロマの未来はやはり明るいと信じて進みたいなぁと思うわけです。

 

アロマの世界を理解するには、かつての医学的なものばかりでは難しいことも多々あります。

それでも医学的な見解の中にある、もっと見えないものをお伝えしていくためにはバランスをとって伝えていく必要はあるなぁと。

ここをもっと言語化ができていくように・・・鍛錬していきたいと思っています。

先日のアロマブレンドの一例は、身体の構造の面に特化したブレンドにしました。

関節痛は関節周辺の炎症と血流障害をメインに考えて。

抗炎症や筋肉へのアプローチ、そして精油の持つ力を駆使したものです。

・バジル
・ユーカリレモン
・ウインターグリーン
・ラベンダースーパー
・ヘリクリサム
・ブラックスプルース

これが効きづらくなった時は別のアプローチも必要になります。

施術ではそんなこともみながら・・・ですね。

未来の療法には今は未知である療法があることを、多くの方に知ってもらいたいと思っています。

そして、アロマさんたちには。

この現状をどうしていくか、覚悟と決意を持って困難を越えながら未来に一緒に向かって欲しいなぁと。

そんなふうに切に思います。

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