2024/07/01
肺系の香りの使い方〜アロマテラピーのブレンドのコツ〜
アドバイザーコースを終えられて医療機関にお勤めの方の精油ご購入にて
お仕事の傍らアロマカウンセリングを開催されるとのことで、いろいろな精油をお持ち帰りになりました。
精油のブレンドのレシピはネット上で色々出ているけれど、全てを揃えることは難しいですね。
今手持ちであるもの、同じような成分や作用のあるものの精油の使い方についてはご購入の方にはお伝えしています。
そんな中で少し書いて見たいな・・・と思ったのが「肺系」の香りたち
東洋医学で見る肺の不調は咳などをはじめ、腸内環境や体の水の動き、そして皮膚や呼吸など様々な部位に至ります。
多くは漢方薬での対応がいいと思うのですが、アロマでもやれることがあって、それが「鎮咳」。
咳を鎮めるという作用ですが、咳止めという感じでは使いません。
δ3カレンという成分には鎮咳の作用があると記載がされていますが、なぜかフランキンセンスで咳が止まるということもあります。(フランキンセンスにはδ3カレンはありません)
それはなぜだろうか?と考察するのですが。
ピネンを含む精油にこうしたことが多くあることも注目です。
サイプレスが代表ですね。そしてサイプレスは肺の情志である「悲しみ」を癒やすこともしてくれます。
フレンキンセンスは宗教色のある精油で太陽の香りとされますが邪気を払ったり高次の神(シン)と繋げる精油という見方もできます。
これらの精油になぜ咳を鎮めることがあるのだろうか?それは香りのスッキリ感や森林の香りににていることから呼吸が深くなることが理由の一つかもしれません。
他にシネオールを含むラヴィンツァラやユーカリラディアタも鎮咳に用いることがありますが、シネオールの成分には実際に鎮咳があるということはわかっていることから成分で追っていけます。
このように、アロマテラピーにおける精油の成分や解釈は多岐に渡り、決して一つの答えがあるわけではないのです。
こうして見ると、例えば咳がある時に医薬品の咳止めと併用して呼吸を深め肺の機能を強めたいと思うときは、このような精油が手元にあれば他の何かとブレンドしていくことが可能です。
精油の使い方のご相談は店舗でご購入の方に無料でお伝えしています。
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