2024/08/22
盛夏!!暑い夏を乗り切る香り〜心火を鎮めるサンダルウッド〜
夏の終わりの時期なのに、まだまだ暑い日が続きます。
とはいえ、朝の空気は少し爽やかな日も出てきて確実に秋に向かっているのは肌で感じます。
長い時間のエアコンの部屋での快適さも、夕方過ぎると冷えに感じることも少なくなく、そろそろエアコンをつけっぱなしにしなくても良いかもなぁと思います。
先日の川島ライフデザインセンター様での講座は秋に向けてのケアについて。
五行論も少し取り入れて話します。
最後のクラフトはバスオイル。ご自身の好きな香りで作っていただきます。
そこで人気だったサンダルウッド。
Santalum austrocaledonicum
ビャクダン科の精油ですが、従来使われていたS.albumは絶滅危惧種として入手困難となり、現在はこちらを使用しています。
ナードの事典による作用は鬱滞除去やリンパへの働き、そして鎮静などもあります。
お香に近い香りはざわつく心を落ち着かせてくれることでお好きな方が多いのも特徴。
サンタロールによるホルモン様作用があるために禁忌の記載もありますから、安易な使用は注意が必要です。
身体の鬱滞をとり体を温めるなどの力がありセスキテルペンアルコール類を多く含むことから身体がマイナス寄りの時に使いたい精油です。
しかしアロマテラピーにおける精油の性質はそれだけで終わらず、身体の働きが鬱滞しているのは冷えによるという観点も出てくるために、「冷やす」という性質も持ちます。
難しいですね(笑)
私たちの体は陰陽のバランスをとって動きます。陰は陽也、陽は陰也。境目がない哲学の中に熱があれば冷えもあるということですね。
その見極めは多分、環境や季節なども影響してきていて、今は盛夏であるため身体が熱を持っている状態。心拍は増えて心臓は過剰に働きやすくなります。血流が増大するために脳内の血流も増え、身体にある血の量が不足しやすくなるので身体は重だるく感じたり、不調になりやすくなります。脳血流も上がることで脳興奮や自律神経の乱れも出やすくなります。
つまり身体は炎症を持った状態です。
この状態からバランスを取るためにサンダルウッドのような精油で心身を鎮めたい・・という身体の正直な反応が、昨日の講座でサンダルウッドを多く使われた方が多かった理由だと思いました。
五行論でいう、「心火」を落ち着かせる香りと私はいつも見て使います。
なので、敏感な方やあちこち気が行きやすい方、そして脳内がフル回転しやすい方にもおすすめ。
苦手に感じる方はもしかするとこの香りに何か意味を感じているのかもしれないです。
本来今の季節は脾胃の季節なのですが、やはり今年は暑かったからか身体にはまだまだ盛夏の状態が見受けられますね。
どうぞ皆様ご自愛ください。
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