2024/10/19
アロマテラピーにおける精油は植物由来である〜精油の解釈を広げてみる〜
昨日はナードジャパンアロマベイシックバスリラックスコースを開催。
すぐにでも使えるバスグッズを作成しながら、精油について学びます。
今回はナードアドバイザー以上の取得者の方々の受講なので、精油についても少し攻めてお話ししを。
アロマテラピーにおける精油の解釈は、様々な方向性があり正解!というものはないのが本来。それは植物が今ある状況に応じて成分を作り出しているからです。
よく、外部講座でお話しするのがアカシアの木。キリンの好物でキリンがその葉を食べると、食べられた個体は独特の代謝産物を作り出し、キリンが来ていることを周りのアカシアに知らせているためにキリンは風下のアカシアしか食べないというお話し。
植物は物凄く綿密にその場所で生き残るための戦略術を持っていて、その時に作り出される物質の特定は人力では追いつかないとされています。
しかし、経験値的にこの精油を使ったらこうなった、この精油でこのような改善があった、というような記載はありその事実は確かなものになります。
そして、その使われ方から毒性が出たり、副反応のようなものがあったり、化学構造的にこれは危険なのでは・・・?というような知識から禁忌や注意事項が言われています。
自然のものを扱うということはそれなりの責任が生じていくという覚悟も必要になります。
さて、経験値として得られた情報は成分だけで追うとそのメカニズムは分かりにくくなります。しかし、精油が自然療法のツールの一つであることを考えれば、作用の裏付けは見えてくることになります。
昨日お話しした一つの例はアニスやスターアニスに含まれる成分のこと。
アロマの世界ではエストロゲン様により女性の不調に使うといいと言われています。主成分はトランスアネトールで、乳汁分泌促進や消化促進、去痰などが挙げられます。
スパイスであるアニスやスターアニスの利用法は消化器系の不調、ハーブと精油は成分が違ってきますが、香りの成分を考えると精油にも消化促進がある意味もわかります。(ハーブにある香りは精油成分)
こうした時、スターアニスやアニスによる乳汁分泌促進は消化器の改善によって起こるという視点も可能になります。
(そのメカニズムは漢方医学アロマなどでお話ししています)
そんなことをお話ししながら、ふと・・・
こうした精油の考察の場所が欲しいなぁと思った次第(笑)
アロマやってる方でそんなシェア会ができたら楽しいかな?と思えた1日でした。
精油の解釈はこうした作用のみならず、科目、採取部位、植物の学名など多岐にわたって作用などがあるわけで。
例えばよく言われるのがラベンダーアングスティフォリアのLavanndulaには「洗う」という意味があると言われていて、浄化やオーラの洗浄などと言われたりもします。
ラベンダーアングスティフォリアが好きなのは、その香りの成分のみならず精油の質に答えがあるかも・・・などという考え方。
過ぎるとちょっとスピっぽくなってしまうのですが、そんな書籍もあったりしてアロマの世界は本当に面白く奥深いと最近痛感しています。
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