2018/08/21
心の防衛のためのアロマ・向精神薬からの脱出
最近は医療サイドも向精神薬の減薬を患者さんに進めています。
先日の薬局では、患者さんが服用している薬についてお尋ねになられました。
「飲んでる薬は続けると何がいけないの?」と・・・。
かつては、当たり前のように不眠時に抗不安薬を出していた医療界です。
抗不安薬と睡眠導入剤は薬理は違いますが、抗不安薬が覚醒神経の活動を抑制するという作用があるので、いわゆる脳興奮による不眠などに使われているのです。
睡眠導入剤も抗不安薬も。
中枢神経系に作用していくので、どうしても身体的精神的依存は避けられないのが現実です。
薬剤に対する教育が不完全であったことも現状としてはあるようです。
そしてその依存は無意識なので、本人は「依存していない」と思っていても飲んで寝るということが当たり前になっている時点で実は依存になっているということなのです・・・。
レスプリハーブでは、そんな依存から脱していきたいというお客様がいらっしゃる中で、実に減薬に持ち込まれていてお元気になっていくお姿を拝見しているのですが、そこに香りがあるとどれだけ有効であるかを少し書いてみようと思います。
向精神薬の作用
不眠症の薬といわれるものの中でも、よく使われるベンゾジアゼピン系睡眠薬。
脳内神経の中でも抑制性ニューロンと呼ばれる神経の伝達物質「GABA」を高濃度に分布させています。
このGABA。抑制性ニューロンの近くにある興奮性ニューロンの神経伝達物質アセチルコリンなどの生成や遊離を抑制することで脳の興奮を鎮めて睡眠に持ち込んでいくという薬理作用があります。
つまり、不眠は脳の興奮性神経の活性化によるという考え方があるのです。
不眠の対策には興奮を鎮める
不眠は脳興奮からと考えると。
不眠対策には脳神経の興奮を鎮めればいいわけです。
漢方医学的には「心火の鎮静」となるので、高次の神に関係する精油なども選べます。
西洋医学では神経伝達物質の受容体などに作用させますが、アロマは血液や神経細胞などに作用させていると考えられます。
神経の興奮を鎮めるための精油はたくさんあります。
・マジョラム(副交感神経強壮により交感神経活性を抑える)
・ラヴィンツァラ(抑制性神経伝達の正常化)
・マンダリン(セロトニン生合成の介添え)
・カモマイルローマン(GABA受容体活性)
・ラベンダーアングスティフォリア(鎮静)
・ベルガモット(エステル類による中枢神経調整)
など。
そしてこれらの精油は向精神薬の減薬にも大活躍です。
向精神薬からの脱却
精神的依存は香りからのアプローチが有効です。
多くの方が飲んでないと不安という、見えない恐怖に侵されるのです。
心が恐怖から防衛したくて薬に頼るのです。
ところが気持ちが落ち着いているときについ飲み忘れても平気だったりするのです。
人はそういう時は「たまたまよかった」と勘違いします。汗
そして長年飲んできた薬の成分は大なり小なり体に残ります。
これを出すことも必要です。
(当店では健康のための緑の粉をお勧めしています)
これで精神的身体的依存への対応はバッチリ!
ですが、もう一つ大切なことがあります。
それはご自身の「薬を減らしたい」という強い気持ち!!!
是非ともその気持ちを引き出すためにもアロマカウンセリングをご利用くださいませ。
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【安眠のためのブレンド・例】
ラヴィンツァラ4滴
マンダリン 3滴
マジョラム 2滴
カモマイルローマン 1滴
キャリアオイル10ml 5%手首などに塗布
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