2023/05/18

自然、天然という言葉に惑わされるべからず〜精油を安全に使うこと〜

先日のイチゴ農薬除去案件から

またポツポツと入る某メーカーの精油の使い方。

 

天然、自然、アロマ=オシャレ、お金、キラキラ生活、私らしく生きれるように、、、

そんな言葉の羅列の中で繰り広げられる、ちょっと危険じゃないかな?と思われる精油の使い方の色々。

先日のナードジャパンアロマアドバイザーレッスン。皮膚構造のことや、皮膚の働きから始まって。

塗布と飲用の体内経路のこと。代謝の話、そして、薬が悪とされがちなことも多いですが。

実は薬などの製品の方が安全性を重視していることをお伝えします。

例えば、虫に刺されたときに使えるという精油があるのですが。それを手にするよりも、滅菌の施設で作られた単一成分の簡単なステロイドの方が早く治るし皮膚にも安全であることが多いわけでして。

ステロイドは長期使用すると害になりますが、短期での使用、特に一部分ならさほど害になることはありません。

天然の精油には抗菌作用があるので滅菌などの視点では大丈夫かと思いますが、そもそも精油は何十種類もの有機化合物が入っていて。それらが何かしらの作用を発揮するわけですから。

ちょっと大袈裟に考えると、訳のわからないお薬を大量に摂取しているとも捉えることができるのですね(笑)

レモン精油も然り。

主成分はリモネンですが、他にγテルピネン、βピネン、サビネン、シトラールなどなど。

これらは全て有機化合物の集合体。つまりお薬と同じような構造を持っているということも忘れないでほしいです。

こうして考えると、『天然精油だから安全』ということは言えないわけで。むやみに使い続けることや、小さなお子さんへの使用がいかに危険かということもわかるはずです。。。

 

最近は眉を顰めたくなる・・・こうした事例のいろいろが入ってくるため。

昨日は市の関係の場所での定期講座でしたが。初回ということもあり、アロマの危険性などからお話を進めました。

アロマは難しく考えてほしくないけれど、やはり学ぶことはとても大切です。自分だけで使うのなら問題はないけれど、それを人に勧めたり、人に発信するならもう少ししっかり身体のことを知るべきだと思うからです。

そして、アロマを手にする人にはとにかく伝える人がどんな人かを見極めてほしい・・・。

その人が何を発信しているのか。

本当に最低限の知識を持っているのか。

是非とも見極めてください。

 

 

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