2018/07/16
一人一人のためのオーダーブレンド・人工知能の時代に生き残るためのアロマを目指そう
この週末は化学のレッスンへ。
講師は長島司先生です。
実際に分子模型使っておこなわれるレッスンは楽しく・・・
とはいえ、精油の化学よりも高分子なので時には戸惑うことも多々ある時間でした。
なぜ化学?
わたしが化学を学びに行くのは、精油の変化や植物の中での有機化合物の変化を知りたいから。
それらを知ることは、知識の上乗せになるのはもちろん。
これを知ることでブレンドの組み方がなんとなく見えてきます。
精油はたくさんの有機化合物(芳香分子)でできていますが、そこから何を求めるか・・・?
その有機化合物が持つ性質はどんなものなのか?
そんなことも頭の中で無意識にとらえながらブレンドすることでその人にとって最高のブレンドを作ることができます。
最近では、嗅覚を利用したブレンド方法やアロマアナリーゼのように精油が作られる植物の成り立ちなどで相手の方の気持ちを読み解く
そんな手法も出てきていますが。
レスプリハーブのブレンドはあくまでも「精油の作用」がベースです。
そこには経験値からくる何かが生まれてきているのです。
とくにナードジャパンにおけるブレンドの例は、ベルギーでの経験値も背景にあるために、実際に使ってみるとかなりヒットすることも多いです。
でも、本来のアロマには答えがないのが正解なのです。
人工知能で可能になるブレンド
例えば芳香分子についている官能基。
(例えば水酸基ーOHやカルボキシル基ーCOOHなど)の性質などから。
この官能基がついていれば水に溶けやすい、とか。
この結合があるなら反応しやすいなど。
そういう化学の中でも決まった法則がある場合は人工知能(AI)でのブレンドの組み立てはとても速いと思います。
そしてそうなるとアロマセラピストさんもお客様に対するブレンドは簡単にかつ正確に行うことが出来るでしょう。
こういうシステムが出来上がると製品も作りやすくなるでしょうし多くの方にアロマが届いていくことでしょう。
でも、そこにはできないことも実は多くあり。
また、本来のアロマテラピーを目指すなら人工知能にお任せ!ではおぼつかないこともたくさん出てくるのです。
五感は誰のもの?
アロマの元、植物の得意は「五感に働きかけるところ」
目で植物を見て
耳で植物が揺れる音を聴き
手で植物の感覚に触れて
口で植物を味わい
鼻で香りを感じます
これらの感覚は感じるその人だけのもの。
たと人工知能が発達してもこの領域までは来れないだろうし、侵されてはならないところ。
だからこそ、何かの形の当てはめないでその人の感覚を大切にしてあげることがアロマの役割。
日々違う、もっといくと朝と夜でも好みの香りが変わるのがアロマの本来の感覚。
だからこそ一人一人のオーダーメイドブレンドが必要になってきます。
皆さんの五感はご自身の中で軸を作っていますか?
そんなこともなんとなく、アロマの世界で感じることができます♬
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では、こうしたブレンダーを育てるための検定となっています。
そしてこのマスターブレンダーは「感覚感性」を持つことが必須です。
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