2018/06/18

成分を考えた療法

今朝の地震すごかったですね。

関西方面の皆様大丈夫でしたでしょうか?

バルト三国には地震があまりないそうで、リトアニアにある日本大使館はリトアニアの中でも随一の耐震構造を持っていると聞きました。

お国違えば建物の構造も違い、また療法なども違ってきます。

北欧に位置するラトビアやリトアニアにはサウナ施設などが多くありました。
今回の旅でもラトビア伝統のサウナにも挑戦しました。

ガラス張りのサウナ室・・・

水着は着ないで入ります。
そしてここはもう一つ、サウナの後に茶色い池に飛び込む儀式も・・・汗

太陽、植物、土、これらの恵みをふんだんに使うのが伝統のサウナのようでした。

寒さからの疾患

前回のブログ

ここにも書きましたが、この辺りは針葉樹が多い国でした。

また、この国につくまでに、ヘルシンキから飛行機に乗ってきたのですが
途中の海には氷らしきものも見えました・・・。

(手前の薄い白色が水蒸気で奥の白いのが氷と思われます)

つまり、氷河ができるほど寒い場所にある国ということになります。

平均気温は19度、滞在中暑い時間で26度くらい夜は10度近くまで下がりました。

必然的に上気道感染症や寒さによる疾患が多くなると思いました。
例えば咳や熱、そして痛みなどでしょう・・・。

また、少し気になったのがロシア領に近いのでチェリノブイリ原発での後遺症などです。
甲状腺に対応する療法があったこともとても興味深かったです。

この国では風邪や痛みや熱が出る疾患に、植物療法士は植物や鉱物を使うと言っていました。
そこにはヤナギ科の植物やオウシュウトウヒなどのマツ科の植物でした。

つまり、精油ではウインターグリーンやブラックスプルース、そしてアカマツヨーロッパ辺りでしょう。

これらの精油の特徴がこうした不調にいいことを考えると植物の使われ方は理にかなっていることがわかるのです。

ウインターグリーンではエステル類であるサリチル酸メチル
ブラックスプルースですとδカレンといったところでしょうか?

これらを擦ってお湯に漬けたり、ジャムのようにして食す文化だからこそそんなに西洋薬が必要ない地域もあるのだと思いました。

口内での酸化反応も加味した使い方

そして、これらの植物の使い方にも一工夫がありました。

例えばタイムの葉っぱ。

そのまま食べるとタイム独特の香りがするのですが、口をあけながら噛み砕くことで空気中の酸素と成分が混ざり合って
少しつ香りも和らぐとおっしゃっていました。

実際にやってみると確かに苦味などなく、食べやすくなっていたことにも驚き・・・。

ただただ使うのではなく、体を使ってその成分がどうなるかも考えの使い方にとても感動してしまってました・・・(^^;

スキンケアにも植物で

また、この辺ははちみつが有名でもあります。

蜜蝋を使ったクリームはもちろん、ここにハーブの浸出油を入れて様々は工夫をしていました。

その中のスキンケア系の香りとしてもマツ科の香りは使われていて、アダプトゲンブレンドにマツ科の精油をふんだんに使う理由も見えてきました。

ハチが多い場所ならではだと思うのですが、スキンケアにも植物が使われることを見たら、アロマで手作り化粧品がはやることも当然なのだと感じていました。

蜜蝋にはスキンケアだけでなく、医療としても使われる「サラシミツロウ」があり傷の創傷などへの利用もあるのですが。
天然のワックスにはほかに蜂が分泌したなにかも含まれるわけで、この辺も住んでいる場所ならではの療法があるのだろうということを考えました。

他にも植物の使い方がありましたが、そちらはまたシェア会などで発信いたしましょう。

 

おまけ

ここまで書いておきながら、実はまだ時差ぼけの中で過ごしています。

朝方の眠気と夜中の目の冴え!!

さすがに寝てばかりもいられないのでアロマケアを行っています。

自律神経の調整でバジルをベースにペパーミントやローズマリーベルべノンを使います。
レシピ集にはカモマイルローマンがありますが、ここにラヴィンツァラを入れてみたりするのもいいかと思われます。

海外に行かれて時差ぼけが気になる方はご参考まで♬

 

 

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