2018/10/16
感覚からのブレンドができるようになるために
アロマ=感覚
アロマ=感性
アロマ=癒し
アロマ=セレブ?
そんなイメージが大きいのでしょうか?
香りの世界に入るころは薬理から入るつもりでいたけど
実際に使っていくとそこだけでは見えてこないものがあることを知るようになりました。
でも見えない世界だけでアロマをやっている人をみると。
それはちょっと違うかな?と思うことも多々ありました。
いま日本ではいろいろなアロマの発信がなされています。
協会と名の付くものもたくさんあります。
医療系だったり、癒し系だったり。
どちらも間違いではないですがいろんな方からお話を聞くと。
メディカルと言いながらあまりメディカルではないこともあるようで・・・。
医療に入れたからメディカルなのか。
医療チックに使うからメディカルなのか。
その線引きはなくていいと思うのですが。
アロマを知るなら精油の性質を知るべきだと思っている今日この頃です。
アロマをやるなら学ぼう
講師業をやるとか、人の身体に触れて精油を使うとか。
高濃度で使用するとか。
そういうことなら学ぶ必要があると思います。
学んでいるというのは、成分やその精油の性質を知るということ。
例えばローズという精油。
4tの花びらから1ℓの精油が採取されますから、確かにエネルギー高いです。
敏感な方だと、1滴精油を乳化剤に混ぜて入浴するだけでドキドキしてくるという方もいます。
だから「エネルギーが高いです」
という解釈は間違っていません。
でもそれだけでしょうか?
例えばローズの精油を説明するとき。
皆さんならどんな説明をしますか?
ローズの成分がある程度言える
ローズの成分を見ていくと。
モノテルペンアルコール類のゲラニオールやシトロネロールを多く含み、特徴としてはやはり炭化水素類のノナデカンやヘンエイコサンなどの脂肪族の炭化水素類が入っていることでしょう。
炭化水素類は固化する性質があるので、水蒸気蒸留で採取された天然のローズ精油は13度以下で固化することが言われています。
また、成分からは。
ゲラニオールによる収れんや皮膚弾力回復などが有名で、スキンケアには最高の精油であることも知られています。
皮膚強壮や感情調整などの作用も認められており(ケモタイプ精油事典による)、心の不調にも用いられることもある精油になります。
香りを強く感じられる方もいるので100%の方に使えるわけではありませんが、精油の中の精油として有名で、取り扱いのメーカーでは5mlで定価26000もするくらい高価な精油になります。
農薬の混入がしやすい精油なので、農薬の検出の検査はなされているものを使う方が安全。
こうした情報はアドバイザーコースで説明していきます。
感性のブレンドを考える
このような感じで精油のことを知って初めて脳の中でその人に必要な精油が浮かんできます。
もちろん、相手の方の背景も必要なので心を開いてもらうまではなかなか難しいかもしれませんが。
お話していく中で必要な精油が少しずつ見えてきます。
そこには精油の成分から見えてくる精油の性格のようなものが必要だったりしてきます。
とくにローズは感情調整などを使うことが多く。
深い心の傷には使っていきたい精油になります。
(お客様が香りを受け入れるということが条件になります)
心の傷に必須のブレンドです(ブレンド内容はマスターブレンダーにてお尋ねください)
これまで多くの人の心の傷をいやして前に進むことを手伝ってきたブレンドになります。
根拠は二つの精油の成分と性質。
そして経験値というところでしょうか。
よく感覚でブレンドするという言葉を聞きますが。
感覚だけでのブレンドよりも、精油の成分を知り性質を知ってからご自身の感性を使っていくという方が格段にいいと思います。
そしてもし、ブレンドを作りあげたら。
そのブレンドにした裏付けを説明できるくらいまでにされるといいと思います。
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