2019/10/19

大きなギフト~アロマカウンセリングから教えていただく人間の本能と生きるということ~

アロマカウンセリングを始めて約10年になります。

この仕事だけで食べていくことが難しいので講師業や薬剤師業などをやりながらです。
最近はホロソフィーという施術も入ってきて少しずつ一対一という接し方にまた幅が出てきます。

決して優雅ではありませんが、カウンセリングや施術など。
お一人お一人に向き合う時間は確かな財産となって私の豊かさにつながっています。

豊か=お金

というような時期もありましたが。
豊かさは心の豊かさあっての人生なのかもしれないと最近は切に思うようになりました。

今日はとあるアロマカウンセリングで流れていった時間について書いてみようと思います。
(お客様からは了解を得ておりますが個人情報については十分留意しております)

嗅覚の変化と気虚という考え方

お客様は長年のお付き合いの方です。

長年の不調で悩まれる中、香りで支えてもらうということを目的にお越しになってくださっています。
いつもベースには柑橘系の香りがあり、オレンジやベルガモットは良くブレンドに入っていました。

少し間が空き、久しぶりにお越しになったとき。
心の大きな穴が開いてしまうほどの出来事がお客様を襲っていました。

鬱という病気は漢方医学的には「気虚」。
特に腎虚からの気虚は生きる力さえも奪われてしまいます。

そのくらいの状態になると。
人は生きるために最低限な力のみしかないので、うっ滞とか滞りなんてこともすっかりなくなります。
そうなると香りの好みにも驚くべき変化がでてきます。

漢方医学アロマレッスンでもよくお話しますが。
気を流す、気を巡らせることは香りは得意です。
でも特に気を巡らしてくるのは柑橘系の精油たち。

漢方でも陳皮など柑橘系の生薬は気を巡らせたり滞っている気を流すことをしてくれます。
なので、オレンジやレモン、ベルガモットが好まれるのは多くの人は気が滞るということ。

そもそも香りを求める状況ではほぼ気滞や気のうっ滞があるので柑橘系はもちろん、木の香りが好まれるわけです。
また、周りを海で囲まれている国日本では、水によるうっ滞が出やすいので基本日本人はうっ滞体質であるといえます。

なので病気など、気のうっ滞には柑橘系は必ずブレンドしたいわけです。

ところが、この「気」が巡るほど体に宿らないとき。
人は気を巡らせることができないのでこうした香りは不快な香りとなります。

これは漢方でも理気作用の漢方は気虚の人に使うと気持ちが悪くなるのと同じ原理です。

今回のお客さまも。
あんなに大好きだったオレンジはその日は全く受け付けませんでした。

本当に嗅覚は見事にその方の状況を表してくると思ったカウンセリングです。

出来事から得られたギフト

そんな中、お客様の好まれた香りは甘いお花の香りでした。
ラベンダーやネロリ。

アロママスターブレンダーレッスンでは、気虚の方にはフェノール類やケイヒアルデヒドを含む精油がいいとお話します。

強壮系の香りは気虚だったり、鬱だったり、ひどく疲れているときはとても好まれる傾向にあります。
オレガノの使用例の中に鬱というものがあるように、こうした香りは心身がゼロになってしまったときは比較的良く使います。

しかし今回の方は大切な方を見送られ、また心の中には子供であった頃のご自身が残っているので。
あえて甘い受容の香りを好まれたのかもしれません。

そして香りを使いながら、たくさんの方の支えの中で先に行ってしまわれた方からのメッセージを受け取られていたようです。

一か月くらい後にお越しになられ、残された者としての色々なことをお話くださいました。

人の死は寂しいし悲しいし、訪れないほうがいいかもしれません。
でも、今回のお客様から。
生きかたを見据え自分の最大限のことをやってきた人生を送った方の死は本当に大きなギフトを残すのだということを教えていただきました。

お客様がなくなられた方からのメッセージについてお話くださっていた時間。
カウンセリングの机の周りは温かい優しい空気に満ちていて、私もわけわからず涙がこぼれていました。

見えない世界は怪しいといわれたりしますが。
こんなに神々しい世界は決して怪しくないし、やはり人は三次元の中で肉体をもっているけどその肉体には見えないエネルギーを宿していることも確信させていただけた時間でした。

 

死を考えたらそこからどう生きるか?

お客様はエンディングノートを見送った方に書いてもらっていたそうです。
そしてそのノートは数年生きていてその間にノートを見ながらいろんなことを話し合えたとか。

見送った後はご自身も書き出しているそうですが。
その方曰く、人は死を見据えたらそこまでをどう生きるか?がすごく大切なんだと思うとおっしゃっていました。

確かに健康である私たちは死を見据えることはなかなかしません。
でも死が目の前に来ていたら今のような生活をしているだろうか?と考えると、答えはNoになってしまいます。

よく、癌になった人が治ったというお話を聞きます。
もちろん抗ガン治療を受けてだったりしていますが。私が知っている癌になられた方(早期であることが条件)で予後がいい方は皆さん生き方を考え直されています。

数字ばかりを追って家族を顧みなかったこと。
仕事に追われて子供との時間をないがしろにしたこと。
家族に不満ばかりあって本当に大切なものが見えなかったこと。

そんな風に気付いたら抗ガン治療もうまくいき、日々元気に過ごされている方が多くいらっしゃいます。

病気は身体からのサインといっても過言ではなく、治療困難になったら生き方を見直すいい機会だと思って過ごしていくのはとても大切なことかもしれません。

 

嗅覚は本能に近い感覚

アロマカウンセリングをしていていつも感じるのは。

香りは人の心を快刺激にもっていってくれて、それが一瞬でも心が楽になることで笑顔が増えていくのです。
もちろん、一度きり香りを嗅いだだけではその場しのぎになってしまいますが。
何となく気になったときや気になる時に香りを嗅ぐことは本能を動かしていると感じます。

よく、潜在意識は95%でほぼ使われていないといわれますが。
香りを嗅ぎながら自分が大丈夫であるということを思い続けることは楽に生きていける大きなツールになります。

もちろん、3次元で生きる私たちには身体という構造物質へのアプローチも必要になりますが。(これはホロソフィーを学んで実感したことです)
そこに香りを乗せることが時には大きな変化になることも見てきています。

ただ人は本当に変化が怖く、変化するくらいならこのままでいいのだと思ってしまうことが多いのも事実で。
そうなるとなかなか人生がその人らしく進めないのだということもカウンセリングを通してみてきました。

また、見えない世界って。
本当のお金に豊かな人は知っているのだということも最近わかります。
見えない世界の観点が多分スピっちゃってる人とは違うのだと思いますが。
生きるという真実が分かっている人ほど、実は神事を大切にしていることが多いからです。

そんなことも最近のカウンセリングでお客様から教えていただいています。

本能は生きるということ。
嗅覚を鍛えることは生きるを鍛えること。

そして、本物の香りをを求めることは自然に入ること。
どんなに瓶の香りを本物といっても、生きている植物から発せられる香りとは全然違うからです。
自然の中にずっといられないから、瓶の香りをお持ち帰りいただくのですが。
本当に元気になりたかったら、木々の中に身を置く時間を持つこともおすすめしています♬

 

【お知らせ】

※11月17日(日)アロマセミナーを開催いたします。
前半:産婦人科の産前産後に関わられている体験をもとにアロマの色々なお話を教えていただきます
後半:今人気急上昇中のアロマアナリーゼの講師の先生にお話ししていただきます。

アロマセミナーのご案内

 

※12月15日(日)手作りお味噌作りを開催いたします。
腸内細菌叢を整えることは健康の秘訣です。
常在菌は自分にとって家族にとって大きな味方。
ご自身の手を使ったお味噌で一年を健康に過ごしましょう♬

  手作りみそを作ろう♬

 

※アロマアドバイザーレッスンおよびアロママスターブレンダー検定をご受講の方には精油ボックス12本入りをプレゼントしています。(2020年2月募集まで)是非ともご利用ください♬

 

 

 

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