2018/11/29
感染症の季節に使いたい精油~ユーカリディベス~
すっかり寒くなってきました・・・
と書きたいのですが、まだお昼間は暖かい日もあります。
しかし医療機関では風邪の方も増えてきて、特に咳症状を訴える方が多いです。
インフルエンザも少しずつ出てきているようで、そろそろアロマでの予防もしてみてほしい季節となりました。
感染症の予防については多くの方がどんな精油がいいかご紹介していますので、今回はひどい咳になってしまったときに使いたい精油のご紹介です。
咳という症状
そもそも「咳」という症状は、気管内に入ってきたウイルスなどの微生物を出すためや、気道にたまる喀痰を出すために備わっている機能によるもの。
咳止めという作用は、こうした出すべきものが出ていかないのであまりよろしくないのですが。
咳は風速40mという大きな力を持つので、体には相当な負担がかかるために「鎮咳」という作用を外から加えることは大切になります。
また、咳を落ち着かるためには気道内の粘液の分泌の改善もひつようなので、乾燥から守るため「加湿」という作業もあると咳を落ち着かせることができるようになります。
お薬では「咳中枢」に働いて咳を止めるものや、あまりにひどいとステロイドなどで炎症を鎮めていくこともします。
特に喘息になってしまったときは気管支の拡張をしていくことが大切で、アロマで何とかしようと思わないでください。
とはいえ、予防はアロマでもできるし、薬との併用も可能なこともあるので薬だけに頼ることなくアロマの併用もお勧めです。
咳がひどいとき
これから流行るインフルエンザなどでもそうですが。
風邪の山を過ぎてからの咳はしつこかったりします。
痰が絡んだり、特に夜寝るときにひどくなることもあります。
夜咳がひどくなるのは、副交感神経が優位になって気管が狭くなるから起こります。
また、痰の絡みがひどくなって息苦しくなることも。
そんな時は薬と一緒にアロマを使ってみましょう。
1-8シネオールを含む精油もいいのですが、痰絡みがひどいときはユーカリディベスがお勧めです。
粘液の溶解を助けてくれるので、薬でいまいち実感できない痰の切れがとても顕著にでてきます。
ただし、ケトン類成分を多く含むので乳幼児や妊産婦、てんかん発作がある方や老人には使わないでください。
他にも精油をブレンドしていきますよ。
気管支の平滑筋の緊張をとる精油や、咳そのものにアプローチできる精油などを合わせてみましょう。
病前病後のブレンドに変化を持たせましょう
病気の予防に使えるアロマですが、実は病後の不調にも使うことが出来ます。
咳も、ひどくなる前とひどくなってからのブレンドは違ってきます。
それは炎症を起こす前か起こした後かの違いになり、体の免疫力にも目を向けることが大切になります。
免疫があるから風邪の症状に鼻水や発熱などが起こるのですが、病後は体力も免疫力も弱ってきています。
そうした時は強壮作用の精油とともに免疫系の精油も少し多めに入れてみることが大切です。
アロマでケアをするときは、必ずその時にどんなことが体で起こっているかを見ていくことが必要です。
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