2020/01/09
香りの伝道師へ~アロママスターブレンダーという仕事
今朝早い時間に一本のお電話が入りました。
遠い地からのお電話で切羽詰まられている様子・・・
香りをお求めでしたが、香りは〇〇にはこれ!ということが出来なくて。
お話しながら一緒に考え選ぶのがベストなので・・
その旨お伝えしながら、お近くのアロマショップに行かれてくださいとお伝えしました。
かつてのわたしなら、お電話で承っていたかもしれませんが。
ここはレスプリハーブの形としてできないことはお断りしていくことに。
また、切羽詰まったときは近くに香り使いがいてくれることが何より安心につながることもあるからです。
香りを近くに・・・
百貨店でも香りは求められる時代ですが、ただ販売するという形ではあまり意味がないと思うのです。
今回はマスターブレンダーの役割としてやっていけることを書いてみようと思います。
香りを扱うには知識も必要
レスプリハーブにおいて、香りのカウンセリングを始めたのには。
薬の代わりに香りを使ってもらいたいという意思があります。
大きくは向精神薬からの脱却や、向精神薬を服用する前に香りを使ってほしいという主訴がありますが。
例えば風邪などでも香りにより薬を使わないでも治癒に体を持っていくことができます。
治すのはご本人の治癒力であるため、そこを引き出すのに香りを使います。
そうした「人の身体に使う」ものを扱うには絶対的な知識が必要になります。
幸か不幸か、アロマは知識なくても「いい香り」で良くなってしまうので、さほど難しいことは必要ないとなってしまうのですが。
人体に使うのですから、最低限身体のことと香りのことは学ぶべきだと思います。
もちろん。知識なしでもやっていけるのでそれでやれる人はその方法でいいのですが。
レスプリハーブの発信するアロマの使い方は知識も持っていただきます。
知識を持ったうえで、感覚や感性をもって人に接していく。
寄り添うという言葉はいまいち使えませんが、その人のそばに香りを置いておくことは大きな意味を持ちます。
香り使いになるには医療従事者でなくてもやれる
よく、マスターブレンダーのお問い合わせで「医療従事者でないとだめですか?」と聞かれます。
でもそこは敷居低く、逆に医療者でないことの方がありがたいと思っています。
特にうちに来られる方の多くは感性豊かでいらっしゃるのでそちらを生かしつつ知識を得ていってもらいます。
使うことでアロマの魅力に気付きながら、ご自身の発展にも役立っていきます。
また仕事の合間に来てくださる方も多いです。
特に2つ3つの仕事を掛け持ちながらやってくださるので、その方の人生観も膨らんでいてカウンセリングには大きな宝となっています。
人と接するのには試練とまではないかないけど、人生の山や谷がすごく大きな力を発揮してくれます。
だからどんな人生でもその方の生き方の中で培った何かが人の役に立ちます。
だから、医療従事者でなくても一般の方でもマスターブレンダーとしてご活躍はしていただけます。
近くにある存在がありがたい
マスターブレンダーではボランティアになりがちな精神を脱してもらうことにしています。
それはその人の存在が困っている方の助けになるからです。
ボランティアになると依存されてしまうので、お金を必ずいただいてもらいます。
お客さんとの関係は平等でないとカウンセリングしているうちに疲弊していきますから・・・。
その関係が平等になったとき、初めてその人の存在がありがたいものになり香り使いとして独り立ちしていけます。
そうなると香りを求めて人が来てくれます。
香りに来るのですがその人の人間性にも来てくれます。
だからマスターブレンダーの存在そのものが人の役に立っていきます。
これはアロマカウンセリングをしていて見えたこと。
実は一度見えると、数年後にまた来てくださる方が多い多い。
それは香りがどうしても必要になったときに思い出してくださるのです。
つまり。ここにマスターブレンダーがいることが人にとってはありがたいということになります。
その場所が癒しの場所になっていきます。
香りは単品よりブレンドがいい
例えばラベンダーアングスティフォリアの香りが好きな方がいます。
この方はラベンダーだけをご所望だったとします。
もちろん、単品で香りを嗅いでいることもいいのですが。
ここにさらに数種類の香りを加えることで香りの深みが増していきます。
また、苦手な香りも少しエッセンスで入れておくと、後々とてもいい香りに仕上がっていきます。
これがブレンドの醍醐味です。
調香師は嗅覚をふんだんに使ってブレンドしていきますが。
マスターブレンダーは知識と感性でブレンドしていきます。
(正確にはお客様に選んでいただくお手伝いです)
そういった観点でのブレンドを学ぶのがアロママスターブレンダーです。
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