2017/06/25

グリア細胞・アストロサイト(ラヴィンツァラ)

アロマテラピーでは、精油を知るために簡単な化学を学ぶ必要があります。

 

また、体への作用を知るために解剖生理学や脳科学を学ぶことは必須。

 

人の体に作用する有機化合物の集合体(精油)を取り扱う以上避けては通れません。

 

 

ふと見つけたグリア細胞・アストロサイトの新たな発見。

 

もともとグリア細胞として分類されるのはミクログリア、オリゴデンドログリア、アストログリア。

その中で死んだ細胞を貪食すると言われているミクログリアは全ての死んだ細胞への貪食に対して、最近アストロサイトが傷ついた細胞の傷ついた部分のみを貪食しているということがわかったとのこと。

(毎日新聞ニュースによるhttps://mainichi.jp/articles/20170625/k00/00e/040/161000c)

 

 

しかもミクログリアが発症直後に貪食を始めるのに対して、アストログリアは1週間ほど遅れて選択的に貪食をするとのこと。

 

アストログリアは神経の回復にも期待と記事にあります。

 

脳神経系における免疫のような作用がここでも起こっているということは、アロマテラピーにおける精油が脳神経系にも素晴らしい力を発揮するということになります(╹◡╹)♡

 

 

特に精油は血液脳関門の通過を許されている分子。どんどんアロマテラピーの使い道が解明される時代です♡

 

 

そしてそこに使える精油の1つをご紹介。

 

ラヴィンツァラ。

Cinnamomum camphora CT(Cneole)

マダガスカルに生育し、スパイスとしても重宝される植物。

 

クスノキ科の精油で主にインフルエンザの予防などに利用されることが多い精油ですが、これには免疫刺激や神経強壮(神経の伝達を良くする意味)、そして体の中の陽性化作用も。

 

この陽性化は熱を出させるというより、体の器官の作用をあげるというようなイメージで使うことが適していると考えます。

 

 

この精油は特に脳神経系に作用すると思われていて、誘眠作用は脳神経系の陽性化により起こると考えられます。

 

免疫刺激や神経強壮などの作用がグリア細胞に働くことを考えたら。

 

脳神経の回復にもアロマが使えるということ。

 

以前流行った認知症予防のアロマのように、たくさんの臨床例が生まれてくることでしょう^ ^

 

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