2018/07/28
首が回らない!?心と体の防衛反応とアロマカウンセリング
首が回らなくて・・・
少し憂鬱そうな表情で入ってこられた方。
血管美人で体の様子を確認してのアロマカウンセリングでした。
血管は瘀血状態で心拍が激しい様を見せてきます。
半面冷えのような状態の血管も見えてきました。
血圧をお聴きすると150台あるときも・・とのこと。
医師に受診していらっしゃったのでそのままカウンセリングを進めます。
今回の方はストレスからプチ鬱っぽくなられ来店。
ムエットで香りを確認していただいているうちに首回りが楽になりました!と。
これがアロマの底力だと嬉しい瞬間です。
では、この状態がなぜ起こっているのか?
そんな話を書いていきましょう。
怖いストレスからの筋緊張
ストレスというと、一概に悪いイメージが強いですが。
実は人はストレスがないと生きていけない生き物だったりします。
ではなぜストレスが怖いのでしょう?
ストレスが過度にかかると体は防衛反応を起こし一気に戦闘モードにはいります。
その時に体では
- 血液を体中に回すために血圧が上がる
- 血管は収縮する
- 筋緊張が起こる
というような状態になります。
本来人は交感神経活性と副交感神経活性は一緒に起こらないので交感神経活性が続くと体は休めることができなくなります。
そうなると常に体の筋肉は緊張している状態になり首回りなどでも緊張が起こるので脳に血液が行き届きにくい状態がおこります。
そこで起こるのが「鬱状態」「パニック」「不安」「不眠」などです。
脳に血が届かない
誤解を招くといけないので書きますが。
脳に血液がいかないと脳酸素不足になるし、人は生きていけないので
正しくは脳を栄養するための液体が行かないという考え方でいたほうがいいです。
これが「血」の不足ということになります。
脳に十分な栄養がいかないことで本来の脳の活動が鈍くなります。
また、ストレスがかかった時に脳から副腎にコーチゾンを出すよう指令が行くのですが。
これが続くことで副腎も疲弊してしまい副腎からホルモンが出なくなり、死に至ることも・・・。
長く続くストレスは体だけでなく心にも影響を及ぼしてきます。
ストレッサーに長くさらされているということは、実は心を蝕んでいることにもつながるのです。
では、こんな風になってしまったとき、なりそうなときは是非アロマを使ってみてください。
アロマケアで少しずつ取り戻す
肩の張りや首の凝りだから、痛みや筋肉を弛緩させる?と考えることが多いと思います。
ですが心のケアも必要になっているのと、血圧などに影響があるときはまず血圧について注目していきます。
今回の方は医師に受診しているも、降圧剤の処方がなかったので特にこちらを重点にしていきました。
そして自律神経のバランスやプチパニックのような不安に対応していくことになります。
- ラベンダーアングスティフォリア・・血圧、肝の疏泄
- イランイラン・・血圧と期外収縮と心への働き
- プチグレン・・自律神経バランスと鎮痙攣、そして抗不安
- バジル・・・自律神経調整と鎮痙攣、肝鬱対応
- カモマイルローマン・・・神経バランス回復、鎮静、そして肝の疏泄
ストレスから心を崩してしまった人は時間も少しかかることが多いので
香りの変化をマメに作っていくことが大切になります。
香ってほどなくして、肩の凝りが楽に。
そして重かった何かが少し降りた感じです。
とおっしゃってくださったお客様。
どうぞこれからも香りのなかでお過ごしくださいますよう・・・。
そして少しずつ自分の形を取り戻していきましょう。
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