香りの世界は自然療法に近い世界。
有機化合物でありながら、医薬品とは違う性質を持つ精油を扱いながら、どこかで必ずみるエネルギー論。

素敵な香りを作り出すためには、香りのハーモニーを重視して。
素敵なアロマブレンドオイルを作るためには精油の成分が持つ作用の調和をとります。

多くの人からは「アロマは癒し」とみられてきた世界ですが。
薬剤師を長年やってきてこの世界はこれからも発展していくと思えるものです。

 

それは時代の流れとともに今後も可能性のある世界なのかも！？

本日はアロマを今後どのように扱っていくかを考えてみようと思います。

アロマの未来を考える

最近、話題の人工知能。

私の中でもかなり興味ある分野でありながら、どこか斜めに見てしまいがちな世界です。

でも時代は確実にこちらへ・・。
薬剤師の仕事も今のままでは人工知能にとられかねないと感じる最近です。

でも、人工知能は悪いことばかりでなく実は未来には必要なもの。

AIの魅力を知りたい方はこちらへ

そんな未来に果たしてアロマはどんな立ち位置になっているのでしょうか？

実はアロマセラピストなどの仕事は今後なくなっていかないという結果も出ています。

それは人と人をつなげる仕事だから。

そして「創造性と独創性を求められる仕事」だからです。

アロマを考えるとき。
多くの方は例えば「花粉症にはティートゥリー」と言われるでしょう。

でも、実はティートゥリーだけでは花粉症の予防にはなりにくいということはアロマセラピストさんならご存知です。

花粉症になるメカニズムを考え、そこでブレンドしていくのが本物のアロマセラピスト。

他にも不眠や心の悩みなど。
アロマが一番得意とする分野では独特の創造性を必要としてきます。

人工知能でアロマの選択もできる！？

過去に出席した薬局向けの勉強会で、ある先生が

「今は波動測定器でその人に合った精油もわかるのです」とおっしゃいました！！
アロマの精油は有機化合物ですから、少なからず分子は振動しているために波動は持っているでしょう。

そして、これらからその測定器はその人に合った波動の精油を選んでいるのかもしれません。

実際に、波動測定でアロマを選んで商品化しているものも出ているのに驚きでしたが・・・

世の中はどんどん進んでいて、やはりその時にその人に合った香りはAIが見つけてしまうのかも知れません。

でもここに実はアロマ産業の隙間があると思うのです。

 

答えのない世界のアロマ

人工知能の苦手は「感情や答えのない世界」とも言われます。

例えば揺れ動く感情を人工知能は読み取ることが難しいでしょう。

ところが人と接するアロマセラピストやアロマカウンセラーはこの感情を即座にキャッチすることができます。

また、アロマの世界は答えがないものです。
それは人が生きてきた中で、培っている嗅覚が１００人１００様だからです。

例えばアロマのテキストに載っているブレンドの例。
大まかには多くの人にヒットしますが、１００％ではありません。

医療の薬はこれが１００に近いように作られていますが、アロマの世界で１００％に近いものは皆無です。

それは植物が精油を作り出す過程が様々であると同時に揮発性の成分であることも原因です。

でも、この答えのない世界こそが多くの人を助けるし本当に困った人の力になります。

それはアロマの世界は「バランス療法」だから。

陰陽の世界に近いのがアロマの世界にはあるのです。

 

ブレンドを考える人の手でそこに来る人が救われる

人工知能の発展は一気に多くの人の暮らしを楽にしてくれます。

今話題のAIスピーカーもこの一端を担っています。
我が家にも一台ありますが、手で検索するPCよりはるかに短時間で検索結果を教えてくれます。

デジタルの世界は産業の発展に大きく寄与しています。

アロマの世界は一見アナログの世界ですが実は多くの人の豊かな暮らしに寄与しているのです。

そこに無意識にかかわる「香り」があるからです。

そしてこれらの香りは一編通りの香りでは人は飽きてしまうので、その都度香りを変えていくことが大切になのです。

そこに必要なのが「ブレンドを考える人の手」マスターブレンダー検定

 

そして、このマスターブレンダーの元に来る人はそのブレンダーを必要としている人なのです。

実は人工知能に負けない仕事の特徴に「他者理解や精神的援助を必要とする仕事」というものもあります。

そして「専門的なスキル」は必須。
簡単なスキルでは人工知能にとってかわられてしまうということです。

こうしたことを考えても。アロマを本格的に学んでいくこともこれからの時代の生き残りの道なのではないでしょうか！！？？

人工知能の時代に共存を図っていくことはとっても大切なことでもあると思う最近です♪

 

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