2022/04/12

身体の不調をアロマで癒す〜香りのブレンドとその意図〜

桜が散り始めていますが、近所の枝垂桜はもう少し楽しめそうです。

 

今日は久しぶりの方がお客様をご紹介くださりご新規様のアロマブレンド。

不調は「甲状腺機能亢進症」の中のバセドウ病。

受診して内服もある方。

医学的には甲状腺の働きを抑える内服を使いますが、自然療法としての観点は「ストレス過多」と捉えてストレッサーの除去をお伝えします。

かつてのカウンセリングの中でこの不調を持つ方の多くは「頑張りすぎ」。

最初は多分小さなストレスも感じていらしたと思うのですが、慣れによりそのストレスも乗り越えてしまわれて甲状腺の不調を発症したと思われます。

人は弱くない生き物で、ストレッサーに立ち向かう力を持っています。

恒常性を保つために副腎からコルチコイドを出し続け頑張って身体を保とうとします。

しかし、それも力尽きてくると「不調」として発症。身体は炎症初見が多くなり様々な自然炎症の不調が出ています。

アロマをお伝えする中で、一番やれるのが「抗炎症」そして「リラックス」。

もう少し深まると思考の変換にも繋がってきます。

 

今回の方にはケモタイプ精油事典の処方集よりブレンドをご提案。

ミルラが漏れ続ける意味もここで納得します(笑)

処方集のブレンドを読み解くと。

マジョラムのテルピネン4オールの作用と、レモンバーベナのテルペン系アルデヒド類の作用。

そしてミルラのフラノオイデスマ1・3ジエンの作用と言うところでしょうか。

5%ジェル基材でのブレンドでお渡しします。

 

そしてお久しぶりの方からのご所望である「ヘッドスパのためのブレンド」

交感神経過活性なお客様のためのブレンドで優しさの中にもスッキリ感をお求めでした。

オレンジビター、AOPラベンダーアングスティフォリア、ゼラニウムブルボンそしてスパイス的なクローブ。

プチグレンの果皮からの精油であるオレンジビターは、フロクマリンによる光感作に注意が必要ですが今回はヘッドスパであるために使用。オレンジスイートよりスッキリした香りが出るのでセレクト。

ラベンダーアングスティフォリアもあえてAOPに。香りの芳醇さと微量ではありますが酢酸リナリルの量によりこちら絵おセレクト。

ゼラニウムブルボンは好中球の反応抑制を期待して。

そしてクローブ。香りの下に入れておくと単体では強く香ってもブレンドでとてもいい香りに仕上がります。

5%アルガンオイルにブレンド。ご自身のサロンでさらに希釈をお願いします。

 

香りのブレンドは作用を追うのではなく感覚でも追うことが大切で、でもその出来上がったものの説明ができないとお客様は納得されません。

レスプリハーブのブレンドはバックにどうしてもNARD-Japanの基本が入ってしまいますが、10年やってきたアロマカウンセリングでの臨床の精油の質も加味されていきます。

 

ご希望の方はアロマカウンセリングにて。

 

※レスプリハーブでは多くがホロソフィーの施術をお勧めしていますが
基本はお客様と一緒にどの形で不調に向かっていくかを相談して決めます。

 

ご利用ください。

 

※今回のブレンドはあくまでも医師による診断があり内服継続の上での提案です。治療としては提案しておりません。

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